令和6年度佐久広域連合環境部会の活動内容
令和6年8月2日、組織市町村環境担当課長で構成する佐久広域連合環境部会では、令和6年6月佐久地域初の県営水力発電所として川上村に完成した金峰山川発電所を長野県企業局職員の案内により佐久広域連合議会議員とともに見学しました。
金峰山川発電所は砂防えん堤の落差を活用して年間約260世帯分を発電し、水量が少なくても安定した運転ができるS型チューブラ水車を採用しています。大規模災害による周辺地域における停電時も非常用電源として使用できるコンセントを備え、また、地域学習の場として水力発電の仕組みなどが閲覧できるデジタルサイネージを設置しています。
見学後、川上村役場交流防災センターにおいて長野県企業局の取組に係る説明会が開催され、佐久広域連合副広域連合長の由井川上村長があいさつを行いました。
県企業局からは2050ゼロカーボン達成に向けて水力発電による再生可能エネルギー供給拡大の取組、令和6年度に川上村や南牧村等で検討されている新規電源開発地点発掘プロジェクト、また、環境省再生可能エネルギー情報提供システムによる佐久地域における新規電源開発ポテンシャルについて説明を受けました。佐久地域では、湯川ダムの放流水とダムの落差を利用して年間約190世帯分を発電し、令和6年6月より稼働する森泉湯川発電所(御代田町)が先進事例として紹介されました。参加者の活発な質問に対して県企業局から回答を得て今後における業務の参考になりました。
説明会後、環境部会を開催し、長野県佐久地域振興局環境・廃棄物対策課長から「長野県版外来種対策ハンドブック」「長野県環境保全研究所(信州気候変動適応センター)」「長野県地域と調和した太陽光発電事業の推進に関する条例」「長野県ゼロカーボン戦略ロードマップ」について情報提供を受け、意見交換を行いました。
令和5年度佐久広域連合環境部会の活動内容
令和6年2月9日、佐久広域連合では環境部会ゼロカーボン勉強会を開催しました。当日は特定非営利活動法人環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也氏による「世界で加速する文明史的エネルギーとモビリティ大転換を見据えて地域で何を行うべきか」について受講しました。受講後は飯田講師をはじめ、長野県佐久地域振興局環境・廃棄物対策課職員、組織市町村環境担当職員等との意見交換を行いました。
佐久広域連合並びに佐久広域連合議会では令和4年3月30日付けで気候非常事態宣言を発していることから、2050年までに二酸化炭素の排出量実質ゼロを目指し、その実現に向けた取組を推進してまいります。