塩名田宿は千曲川の東岸に作られた川沿いの宿場町です。
「近郷無類の荒れ川」と呼ばれる千曲川の氾濫は、しばしば旅人の足を止めたため宿として重要な役割を果たしていました。
今も格子戸が残る街並みには旧屋号看板が下げられています。
河原に残る一つ穴の空いた大きな石「船つなぎ石」が、いまでも橋の上を渡る旅人を眺めています。
浮世絵今昔
歌川広重が『木曽海道六拾九次』で描いた浮世絵
壱:広重画『二拾四 木曽海道六拾九次之内塩なた』国立国会図書館デジタルコレクション
弐:『中山道浪漫の旅』東編 岸本豊 信濃毎日新聞社
「千曲沿いの河原宿」
浮世絵を描いたと推定される場所から同じ方向を撮影し、現在の風景と対比