御本尊
聖観音
350年以上前から観音堂奥に祀る黒ずんだ金色の木造観音像、高さ約50センチメートル。
観音堂
正面に柱が4本建つ、三間仏堂形式により約300年前に建立。普段、観音堂は閉められているが、住職に事前連絡すれば開けていただける。
寺伝
大林寺は江戸時代、慶長12年(1607) 松室常光居士開基。
正安寺九世、僧良室種才再建。
明治5年(1873) 東明寺を併合した。
明治24年(1891)本堂は火事で全焼したが、観音堂と鐘楼は無事。
伝承
東明寺
明治5年(1873) 東明寺は大林寺に併合し、大林寺に「東明禅寺由来記」が伝わる。無量山東明寺として平賀城主菩提寺の歴史を併せ持つ。平安時代、大同元年(806) 開創、十二坊七堂伽藍を備えた。平安時代末期から鎌倉時代前期の御家人、平賀朝雅は源頼朝に重用された。約500年前、武田信玄に滅ぼされた平賀玄信、その夫妻の位牌を祀る。天文5年(1536)東明寺は武田勢に焼かれた。
行事
8月9日 縁日「観音まつり」
「四万六千日」
※この日に参詣すると、4万6千日参詣したと同様の功徳が得られるという。
所在地/納経所
尾滝山大林寺
佐久市平賀上宿5064 電話 0267-62-1484
※ 旧国道254号線沿い、佐久城山小学校付近