御本尊
聖観音
当初鷹ノ巣山岩窟に所在し、現在、生往院に安置。
寺伝
生往院
筑後善導寺開山良忠上人(福岡県久留米市善導寺町、浄土宗鎮西派総本山、佐久市臼田相澤寺所有 大永3年(1523)筑後善導寺寄進刻銘の平鉦)弟子寂恵上人の開基道場、上畑村寺久保で開基。後、生往上人の高弟慶公和尚により高野町柳町に移し、室町時代、應仁元年(1467)から文明2年(1470)までに本堂建立、本院開山。
江戸時代、宝永元年(1704)増上寺末派、十五世太禅和尚により延享元年(1744)から寛延元年(1748)に再建、中興開山。
伝承
岩下薬師
薬師如来像(高さ50センチメートル程)は奈良時代、天平年中(729-749)行基作。室町時代、寛正年中(1460-1466)高野町南西の鷹ノ巣山岩窟内に安置し、岩屋堂と称する。
江戸時代、天和3年(1683)圓智法子堂宇を造立、徒弟圓照願心護持、願心没後、堂守なし。炎上の災厄に遭い、中寺という本院に移す。本堂に本尊阿弥陀如来、観世音菩薩と共に安置し「岩下薬師」と呼ばれ、諸願成就百病快復を祷いのるに利益ありと世に伝う。
歯痛止めの弥勒様(高野町の七不思議)
歯が痛い時に一つの呪文を唱えて弥勒様に願うと、立ちどころに痛みが止まるという。
無くしものが見つかるお稲荷さん
塩名田正縁寺隣り向沢山斑稲荷に油揚げを供えてお参りすると、無くしものが見つかるという。
笠地蔵
正縁寺が所在する佐久市塩名田と小諸市に言い伝えが残る。雪の中、お爺さんが蓑と笠を着せたお地蔵さんが、夜、家を訪れ、黄金を授けたという。
所在地
観音堂跡
佐久穂町高野町 高尾山薬師峰(修験窟 岩下薬師)
※参拝危険
終南山善導寺生往院
佐久穂町高野町柳町41
※ アクセス 布杭岩から600メートル程北に向かい、国道141号から西に入った町道沿い
納経所
正縁寺
佐久市塩名田462 電話 0267-58-2047